ポスターとポストカード
製品作りに携わる人々
HENRI SCHOETTER
本と読書が大好きなHenriは、イラストレーションではなく建築を学び、立体と空間についての専門知識を蓄えました。とは言っても、6歳で鉛筆を手にして以来、いつも絵を描き続けてきました。また、Henriはいつも自分の創作物の意味を考えてきました。重視しているのは美しさではなく、自分の感情と思想を統合するという目標です。音楽、アイデア、出会い、世相、マンガなどから着想を得て、細部が重要であり、連携を重視して繊細に作り上げられた構造物の中で、ひとつひとつの要素が重要な役割を果たしている世界を創造しています。Henriは数年間ウィーンに住んでいました。ウィーンは国際都市であり、伝統的に芸術との関わりが推進されています。そのような環境に暮らした経験が、規律、意義、美学が融合した作風を作り出したのかもしれません。Henriはさまざまなメディアで各種のツールを使って仕事をしていますが、今でもアイデア作りには鉛筆と紙を使い、その後コンピューターを使ってイラストへと仕上げています。現在フリーのグラフィックデザイナーとして活躍しながら、Henriはその才能でクライアントに影響を与え、世界に対するビジョンを具現化しています。
製品とその魅力
ポスターとポストカード
このイラストでは教育への敬意が表現されています。ルクセンブルク大学ベルバルキャンパスの建物が上下逆になり、メタファーとしての水族館になっています。この水族館は、知識のはしごであり、書籍とさまざまな分野間の交流によって育まれる革新的なエコシステムであるといえます。この巨大な保育器の中では、エンジニアたちによって、この知識が製品、新しいテクノロジー、人々の間で交わされる新たな目標へと変換され、すべての人々に対して恩恵を与える循環運動の中で、新しい知識源への扉が開かれています。